矢武企画株式会社は有限会社富樫政雄商店の新しいキービジュアルを企画・制作致しました。
コンセプトは「出汁の惑星」です。
キービジュアルは『ゴジラ -1.0』『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』など
映画の広告キービジュアルを手がけるNORD WORKSの大谷キミトさんに制作して頂きました。
キャッチコピーは
「うま味は優しい。うま味は楽しい。うま味を伝えたい。 富樫のうま味は、食卓の常識を変える。」
【矢武企画のプロダクションノート】
完成したものは『宇宙からのメッセージ』(78)や『エイリアン:ロムルス』(24)からインスピレーションを受けるデザインになりました。しかし当初はこのような映画的なコンセプトではなく、脱映画・・・一般的な綺麗な企業広告を制作する方向性でした。
最初は出汁の上に、浮かぶ鰹の節(読:ふし)をイメージしていて、ハイブランドのようなビジュアルをイメージしていました。大谷さんと某喫茶店でブレスト会議をしているとき、こちらから出てきたアイディアベースをその場ですぐ形にして頂けたのですが、どうしても、キッチンつまり家庭で料理をしている、あるいは出汁をとっている鍋がしっくりきません。
そこで、出汁の泉という「うま味の源」に変えて、背景を富樫のコーポレートカラーである紺系統にしてもらいました。
すると、宇宙に浮かぶ鰹節にしか見えなくなったんですね(笑)
そこですぐ、鰹節のゆーへいさんへ電話して進捗状態をご説明すると「脱映画のコンセプトは避けたい」ということなので、映画系ビジュアルを目指すことになります。
キッチンから宇宙へ・・・。
富樫政雄商店のキャッチコピーは「キャプテン・ポップコーン」放送時から「食卓の常識を変える。」です。
常に新しいことへ挑戦する姿勢、常識や前例にとらわれないスタイルを具現化したビジュアルに仕上がりました。
出汁の惑星から、削節が放出され、そこから鰹の節が飛び出しています。
本来、出汁というのは水の中に投入されるのですが、あえて逆の方向に表現しました。
これは富樫政雄商店が「外に飛び出す、飛躍する」という意味をこめています。
これらのアイディアをもとに、一流のグラフィックデザイナーさんに手掛けて頂くと、こんなに素敵なビジュアルに仕上がりました。あまりにもかっこよすぎて、ゆーへいさんは「映像作品を制作しないとならないのではないか」とプレッシャーを受けています(笑)。
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